紅絽(くろ)の独り言。

台本についての独り言をメインに、思いついたことをぽろぽろと。

お酒って自分に合った飲み方を覚えるだけで楽しくなるなぁと思った話

自分でもびっくりするくらいご無沙汰しております。紅絽です。

しかも、久しぶりの更新が台本語りではなく、なぜか酒語りという…。

 

人様にお酒を語れるほど詳しいわけでも、強いわけでもないのですが、最近になって「あれ?私って思ってたよりもお酒好きやったんかな?」と思うようになったので、どうしてそう思うようになったのかをだらだら話してみようと思います。

 

はじめにお伝えしておきたいことは、元々私はそんなにお酒が好きではなかったということです。もちろん嫌いというほどでもありませんでしたが、基本的に家ではまったく飲みませんし、周りが飲まない人たちばかりなら飲みません。お酒が好きになった今でも、家では飲まないですし、周りが飲まない人ばかりの時は飲まないのは一緒です(お酒を飲まない生活ができないわけではないアピール)。

 

お酒を飲み始めたきっかけは、母が「これなら飲みやすいんじゃない?」と勧めてくれた梅酒のソーダ割りです。ふわふわする!楽しい!思ってたよりは飲みやすい!そこからは馬鹿の一つ覚えのように、梅酒ソーダ割り梅酒ソーダ割り梅酒ソーダ割り…。しかし途中で (あれ?そういえば私そんなに炭酸好きじゃないよな?なんであえてソーダで割るんだ…?) と非常に今更なことに気づき、ロックデビュー。

 

梅酒の枠から飛び出して、チューハイや居酒屋カクテルに手を出し始めた頃に思ったのは、 (酔っ払うとふわふわして楽しいけど、飲み物としての純粋な美味しさでいうとジュースには勝てないなぁ) ということです。アルコール特有のあの味が、お酒に甘さを求めていた私にひっかかりを覚えさせていました。正直なところ、酔うために(飲み会を楽しむために)お酒は飲みたいけど、味だけでいえばジュース飲んでた方がいいなぁとか思っていました。

 

そう…この頃の私にとって、お酒(梅酒・チューハイ・居酒屋カクテル)は、飲み会の雰囲気を楽しむためのアイテムでしかありませんでした。美味しいから飲むのではなく、酔っ払いになりたくて飲むという感覚です。そして、甘いお酒をジュースの下位互換のように考えていた私は、飲むペースもジュースだったのです。

 

飯っ!詰まって酒っ!

飯っ!喉渇いて酒っ!

ごっきゅ!ごっきゅ!ごっきゅ!

 

当然酔います。

この頃の私は、3杯が適量でした。ちなみに缶チューハイだとさらに飲むペースが速くなるので、1本でベロベロでした。(ふふふ、私ってばお酒弱いのね) とか思っていました。いや本当やかましいわって感じです。

 

次に、私はワインと出会います。

きっかけはまたしても母です。

「白なら飲みやすいしいけるんじゃない?」

ホイホイ飲みました。

(にっが…!!!まっず…!!!!いや、でも…ワイン飲む女とかオシャレやな!!!(?))

残念この上ないです。

「お、美味しいね…!」

嘘です。

 

変な強がり…かっこつけ…思春期かよ…って感じですが、この当時、すでに成人済みです。お酒飲んでるわけですから当然です。しかし、この日から背伸びしたがった精神お子ちゃまな私は白ワインを飲めるお酒リストに追加しました。ただ、飲むペースはジュース同様です。後はお察しです。一時、お酒が嫌いになりました。馬鹿です。

 

しかし、それでもお酒を絶たず、時々飲んでいた私。お正月の祖父母宅にて、日本酒と出会います。当時、今ほど有名ではなかった獺祭との出会いです。一口飲んでビビビッときました。そして案の定軽率に思うのです。 (日本酒美味しいな!?日本酒も飲めるお酒リストに加えとこう!!!)

 

この時、私は知りませんでした。日本酒と一括りに言っても多種多様であることを…。獺祭のような飲みやすいものから、がっつり酒!!!という感じのものまで様々であることを…。それを知らずに痛い目を見たこともあったのですが、それはまぁさておいて。

 

この時点で苦手意識があったのは、飲めない飲めない赤ワイン、ちょっぴり苦手な白ワイン、苦くて飲めない生ビール(瓶ビール)です。焼酎、ウイスキーにはまだ出会っていません。

 

それでですね。この頃に、ひょんなことで社会人の方とお酒を飲む機会が増えまして、それをきっかけにし、私はこれまでの自分が、自分に合ったお酒の飲み方を出来てなかったことに気づいたんです。そう…、お酒はジュースの下位互換じゃないんだってことにも気づきました。

 

お酒は…お酒は飲み物ではなく、料理だったんです(?)!!!!!

 

お酒を飲み物として飲むのでは、それはもう速攻で酔います。すぐべろべろです。あんまり飲めません。勿体無いです。

 

お酒を料理の一部として考えると、まず飲むペースが変わります。特にワイン、日本酒の二種類は、料理と一緒に楽しむことを覚えてから、心から美味しいと思うようになりました。そうすると、今度はお酒に合わせて料理を食べるようになりました。そうなると、料理もお酒もそれまで以上にそれはもう美味しいんです!飲める量も増えました。コンディションにもよりますが、ワインなら一人で半ボトルあけられますし、日本酒なら一人で2合くらいいけます。しかも、酔いの質がいいです。ゆっくりじわじわ酔っていくので、ただ楽しいだけじゃなく、気持ちいいのです。幸せな気持ちになります。

 

あと、単純に種類が多くてわくわくします!店によって置いてるお酒が違うので、初めてのお酒に出会うことも多くて、(これはどんな味なんだ!?気になる…ちょっと試してみよう!)ってなります。メニュー表に書かれたお酒の紹介文がまた絶妙に興味を駆り立てる感じでして、わくわくがさらに募ります。それにお酒を多く置いてる個人店は、店員さんもお酒に詳しいことが多いので、「お客様のお好みですと、これんなんかもお好きじゃないかと思いますよ」とかって言ってもらえることもあって、それが本当に好みにはまってたりすると、ものすごくテンションがあがります。自分に合った飲み方を覚えると、飲める量も増えるし、楽しくなります。もちろん、体質で飲めない方もいると思いますが、自分にあった飲み方を知らなくて苦手だと思ってるだけの人も少なくないんじゃないかなぁって思ったりなんかしています。

 

最近、苦手だ苦手だと思っていた赤ワインも人に付き合ってボトルで飲んでるうちになんだかんだ好きになってきました。白ワインはもう普通に大好きです。そして、これだけは絶対に飲めるようにならないと思っていたビールも最近好きになりました…。美味しい……。ベルギービールでビールの美味しさに目覚め、何種類かクラフトビールを試しているうちに、普通のビールも飲めるようになり、つい先日のどごし最高の意味がわかるようになりました。

 

焼酎とウイスキーは未だに苦手なんですが、この調子でいくともしかすると好きになる未来もあるのかも?

 

とにかく、自分はお酒が弱いと思っている人や、ジュースの下位互換だと思っている人、自分に合った飲み方を模索してみると、思わぬ美味しさや楽しさに出会うかもしれません。(体質の人は無理は禁物ですが!!)

 

おすすめは、会話をつまみにゆっくりお酒を楽しむ人と食事にいくこと。相手につられてゆっくり飲んでいるうちに、(あれ?自分ってこんなに飲めたっけ?) (あれ?お酒ってこんなに味に違いがあったっけ?まだ飲めそうだしこっちも試してみようかな…) となったなら、もうこちらのものです。

 

体とお財布の中身と相談しながら、楽しいお酒ライフを送りたいものですね( *`ω´)

 みなさんオススメのお酒をぜひ教えてくださいー。

 

 

※色々好き勝手言いましたが、本当に私はお酒に詳しくありません。なにも知りません。ただ美味しいなーとか楽しいなーとかライトに好きなだけです!笑 美味しいと感じるために詳しくある必要は必ずしもないと思います。もちろん詳しければ詳しいからこその楽しみ方があるのだと思いますが、知識がないからといってお酒を楽しめないわけではないと思うのです。必須条件ではありません。むしろ詳しくない方が、お酒詳しい人の話を感心しながら聞けるので得なところもあります…!みんなでもっとお酒を楽しめたらいいなって思いました!!

【台本コンテスト】感情揺さぶられる数日間

ご無沙汰しております。
紅絽(くろ)です。

いや、あの…その…
三日坊主じゃないです。
いやいやほんと、ちょっと意図的に熟成してただけなんで。やっとこさ食べ頃なんで今このブログ。わざとなんで、うっかりとかそういうのじゃないんで、すべては計算づくなんで。いやはやいやはや。

言い訳はこれくらいにしまして、突然の近況報告です。
実は私、最近、台本コンテストなるものに参加しておりました。レンガさん主催の、第二回ニコ生用声劇台本コンテストです。

第二回ということは、当然第一回があったのですが、私はそちらには参加していません。

それもそのはず、私ってやつは、自分に自信がないくせに、プライドだけがやたら高くて、自分に順位がつくことが怖くて怖くて仕方がない臆病者なのです。

勉強とかはまだいいです。自分の頑張りでなんとなく結果が見えるので。
運動もいいです。はなから諦めてます。

でも創作は…頭の中で考えて、それを表現すのが単純に好きで。それを時々褒めてもらえることもあって。そんな時は単純に嬉しい。でも、時々褒めてもらえるからといって、自分が書く台本が特別良いとも、書き方が特別上手いとも思えない。そんなだから、コンテストの結果も予想できない。心の準備ができない。うっかり期待してしまって、それが打ち砕かれたら私の無駄に高いプライドはどうなってしまうんだろう?怖い、怖い、いやだ!ってんで、コンテスト系は避けてきたんですよね。ずるいやつです、でもこのずるさで私はこれまで自分を守ってきたのです。

そんな私がなぜ今回コンテストに参加を決意したのか、それはいくつかの理由があります。

①これまでずっと、知り合いの人に台本を使ってもらえたり、褒めてもらえるたびに、情ゆえにの評価だ、気を使わせてしまっているに違いないと思ってしまい、そんな卑屈な自分に凹む日々だったので、今回の匿名性の高いコンテストで評価をいただけたら、ちょっとは自信が持てるかもと思ったため。

②そして、今回のコンテストで台本作者としての自信をなくす結果が突きつけられても、最近リアルが充実しているため、そっちを支えになんとか凹みすぎずに立ち直れるのではないかと思ったため。

③そしてなにより、リアルが今後一層多忙になることが予想され、しばらく台本書けなくなる…下手をすると最後の作品になるため区切りが欲しかったため。

この三つです。


表彰台には乗ることが叶いませんでしたが、
予想以上の評価をいただき、個人的にはとても満足いく結果となりました。紅絽の台本を、知り合いが書いた台本だからではなく、作品として気に入ったから演じてくださった方がいた。作品として気に入ったから投票してくださった方がいた。その事実がもうたまらなく嬉しくて嬉しくて。もう本当にコンテストに参加して良かったと思いました。

この企画を立ててくださった主催のレンガさん、サイト作りや素材作りといった縁の下の力持ちとして主催を支えきったhuxeiちゃん、コンテストという力試しの場に挑んだ勇気ある参加者の皆さん、そしてコンテストを成立させてくださった投票者の皆さんに、心から感謝申し上げます。かけがえのない経験を本当にありがとうございました。

正直な話、期間中は、臆病者の自分がかーなーりーうるさくて、「結局自分は変われないのか…」と自分に失望したりもしました。でも、それ以上に嬉しくてたまらなかったことや、感謝を伝えたくなることがたくさんありました。喜び、悲しみ、感謝…そして嫉妬、羨望。色んな感情に揺さぶられる数日間でした。

この経験を糧に、少しは人間として強くなれていたらいいのですが。


さて、ガーネットは私らしい作品になったと思っています。起承転結といった起伏があまりなく、どこにでもいそうな恋人同士の日常を切り取ったかのようなありきたりの展開。オチも読めていた人も多いんじゃないかな。よく言えば王道、悪く言えば安直。それが私の作風だと思っています。そしてガーネットはそんな私らしさが全開になっているのではないかと勝手に思っていて…。どこかにいそうな二人、どこかにありそうな会話。演者さんが声を乗せるとき、自然と自分の言葉として出てくるような作品。それこそが私が目指している台本の形です。

しっとりとした台本を書きたいと思っても、なかなか書けない私。それらきっと、しっとりとした恋愛をどこにでもありそうなものとして捉えられるだけの人生経験が私に足りないのだと、そう思います。

ですから、これからしばらく台本を書けない間の人生経験の中で、あるいは他の方の豊かな台本達を通して人生の疑似体験を積んで、大人の感情の揺れ動きを少しずつ自分の中に自然なものとして積み上げていけたなら、いつの日か紅絽らしさを保ちながらもしっとりとした大人の恋愛を書ける日がくるのではないかと期待しています。

それがいつになるのか、台本という形ではもう二度と表現できないのか、そのあたりはまだよくわかりませんが、とにかく!!今の自分に与えられた課題を一つずつクリアしていくこと!!!それをやっていきます!!!!

とりあえず修論!!!
卒業!!!!!!!!
就職!!!!!!!!
創作はそれからだあああ!!!

あぁもうみなさん、どうか応援していてくださいね……。もし唐突に台本書けたとか言いだしたら、「息抜きしたかったんだな」って生暖かい目で見てやってください。あ、あと今参加中の企画は全力でやりきります。また見つけたらよろしくお願いします。


伝えたい思いは数あれど!キリがないのでこの辺りで!それではでは!
(このブログでは引き続き過去の台本語りを続けていきますよー。ブログ閉鎖しませんし、ツイッターもやめません。)

【自作台本語り】幸せの青い鳥はそこに?

幸せの青い鳥はそこに?

こんばんは、紅絽(くろ)です。
前回に引き続き、自作台本語りです。
今回は、二作目のお話です。
よろしければ読んでいってくださいませー。

唐突ですが、この「幸せの青い鳥はそこに?」、1時間かからずに完成させた謎台本なんです。若干記憶がおぼろげですが、確かそれくらいです。



プロットも立てずに、

ダダダダダッ!!
ダダダッ!!
ダダッダダッ…
…ッ、ターンッ!!!!

で完成させました。
勢いの産物です。

構成力?伏線張り??
なにそれなにそれー!

てなもんで。
我ながら若かったなって…(?)

でも、実は…自分では結構気に入っている一本だったりします。テンポよく、でもちょっと回りくどくて、日常的な会話ではないかもしれないけれど、楽しい感じ
言い回しが私らしい…そんな会話を書けたんじゃないかって思って。
私が思ってるだけかもしれませんが。

あ、あと…この台本の好きなところがもう一つあるんです。それは、演じる方によって、キャラの雰囲気がガラッと変わること
毎回聞くたびに全然違って、すごく新鮮で、本当に楽しいんです。

特に葵くんかな。
へらへらしてて、超絶マイペースな葵くん。
飄々としてて、超絶マイペースな葵くん
淡々としてて、超絶マイペースな葵くん。

あれ?結局全部マイペースじゃね???

あ、あの、本当なんです。
本当に、全然違う雰囲気になるんです。
嘘じゃないです。
私の語彙力・表現力がないばっかりに全部マイペースになってしまいましたが、
ラブストーリー色が強かったり、日常的色が強かったり、コメディ色が強かったり。
演者さんによって十人十色。

これからも、色んな形の「幸せの青い鳥はそこに?」を聴いてみたいです。

ちなみに…私、葵くんやりたかったんですよね。
やりたくてやりたくて、作りました
性転換ver

こちらもどうぞよろしく。








【自作台本語り】「想い黄昏。」

想い黄昏。http://huxei03.wix.com/kuroroshion#!/c1swk


『辛い、キツい、恥ずかしい』

このブログを立ち上げた直後、「よし!では、早速語るために台本を読み返してみよう」と己の処女作を読み返してみた時の、偽らざる素直な感想である。

正直、三日坊主にもなれぬままブログ運営を諦めるところだった。

別に、私は、あの作品が憎いわけではない。
なんといっても、可愛い可愛い我が子である。
それに、初めて書いた作品だからこそ、他のどの作品よりも思い入れは強いと言ってもいいかもしれない。

ただなんせ荒削り

過去の自分にワンツーパンチ願望がものすごい。 

……本題に入ろう。
私が台本を書き始めたのは、とある大切な友人がかけてくれた一言がきっかけだった。
それは、私にとって晴天の霹靂ともいうべきものだった。
リスナーとしてでは、演者をしている人たちとの親しくなれる機会にも恵まれず、より深く交流することが難しいとくさくさしていた私に、彼女はこう言い放ったのである。

くろちゃん、台本書いてみれば? くろちゃん文章書くの上手いし、いけるんじゃない?」

軽率にも、おおおお!!その手があったか!と思った。
別に、私は文章が書くのが特別上手いわけではない。
しかしながら、あえて学校の授業の中でいうならば、国語が断トツで得意だった。かつ、好きだった。
また、私は声フェチだった。さらに、私は乙女ゲーム脳だった。

ここまで来たら、聡い皆様ならもうお分かりだろう。
そう、私は迷うことなく欲望に走った


脳内が飴細工で作られた花のお花畑」と評された台本書き、紅絽(くろ)の爆誕である。

 
とはいえ、この想い黄昏。はそこまで糖度は高くない…ように思う。
なんちゃってビターテイストだ(当社比)。

これは、まだ紅絽の中に理性が残っていた証である。
…というのは2割冗談として。
実際には、私が台本を書くきっかけとなった例の彼女をモデルとした台本だからである。彼女をモデルとする以上、ただ甘いだけの物語を書けるわけがなかったのだ。

登場人物に沙紀という女性がいる。
そのモデルとなったのが、彼女である。
では、九郎は???
そう、私である。紅絽(くろ)である。
誠司は知らん

どうだ。清々しいまでに安直だろう。
このわかりやすさを、いっそのこと愛してやって欲しい。馬鹿な子ほど可愛いとかのあれだ。

********

九:選ぶのが僕ではダメですか?
 
沙:あなたは優しいわ。でも、私に必要なのはその優しさじゃないの。九郎さんじゃ、だめなのよ。
 
九:10年間、貴方だけを好きでした。
 
 (中略)

九:誰より大切にする自信があります。誰より愛している自信もあります。それでも…だめなんですね?
 
沙:…ええ。
 
九:謝らないんですね。
 
沙:ええ、謝らないわ。
 
九:…ふっ、ははっ!謝らない、か…うん…うん……そんなあなたが好きでしたよ。優しくて、強くて…自分をしっかり持ったあなたが大好きだった…。妹みたいで、大切にしたくて…誰よりも幸せにしたかった。僕が、幸せにしたかった。
 
沙:九郎さん…。あなた…。
 
九:でも…僕は…沙紀さんに弱いからなあ…。
 
沙:九郎さ…
 
九:幸せになって下さい。
 
沙:っ…。
 
九:絶対に、幸せになって下さい。僕が大切にするつもりだった以上に大切にされて、僕が愛していた以上に愛されて、そして幸せになって下さい。でなきゃ、僕が報われないでしょう…?
 
********

これを書きたかった。
私は、そのモデルとなった彼女のことがとても好きで、好きで、好きで、大好きなのだけれども、自分が一番愛されたいとは思っていない。そんな気持ちを物語に、文章にしてみたかった。
きっかけをくれたのが彼女だからこそ、処女作はこれでしかありえないと思った。

私を一番にしてしまった彼女はきっと自由な蝶々ではなくなり、私が憧れた彼女ではなくなってしまう。だから、私は……。

そういう諦めとふっきり、それでも私は彼女を好きでい続けるという決意表明の意味を持った、いわばラブレター的なサムシング

…おい、何を言っているんだ私は????

でもまぁ、つまりはそういうことなのである。
好きな人への想いを綴ったラブレターだと思えば、この作品の荒削り何をところも許せ…るわけがない。

今後もこの作品を読み返すたびに
『辛い、キツい、恥ずかしい』
と感じるのだろう。

しかしその一方で、モデルとなった彼女のことを想って胸がチクチクトクンと音を立てるに違いない。


私に必要なのは行動力…きっと多分おそらく。

はじめまして。

学生生活のすき間すき間で、ちまちまと台本を書いては楽しんでいる、紅絽(くろ)と申します。

最近、周りの人たちが、はてなブログで色んな面白いことを発信しているのを見るようになり、「えー、なにあれ面白そー。いいなーいいなー」と、軽率に羨んだ結果がこれです。こんな感じです。すごくゆるいです。

「羨んでいるだけでは何も始まらないよ!とにかく自分から始めてみなくちゃ!!何事もまず行動力だよ☆」と、やたら眩しく暑苦しい、熱血漫画の主人公のようなことを脳内で呟き、勢いよく見切り発車をかました感じなのですが、普通に考えて私に必要なのは、『計画性』と『持続性』。今までの経験上、これに尽きます。いやー、本当始めるだけなら誰でもできるんですよね。私、よく知ってる

というわけで、少しでも『持続性』に期待が持てるような「何か」について語るブログにしようと、数年前からちまちまと(途中8ヶ月とか更新しなかったことには目をつむって)継続し続けてきた「台本を書く趣味」に目をつけました。続いてるもんについて書けばまぁそれなりに続くんじゃないか?とこれまた軽率に考えた次第です。本当ゆるいです。

今後、台本の裏話、他にも思いついたことをぽろぽろと、マイペースに独り言として残していこうと思っています。

まとまりはないかもしれませんが、きっと私は楽しい。私が楽しむついでに、もしも他の誰かが楽しんでくれるようなことがあればそれはもう上出来中の上出来です。

そんなこんなで皆さまも、どうかゆるーくお付き合いください。ではでは。